xsr155のミラー交換でよくある「逆ネジ」について

XSR155

「ヤマハのオートバイについているミラーは逆ネジだから、アダプターが必要だぜ!」
時々聞くフレーズです。では、実車をつかって検証いたしましょう。

純正ミラーの取り付け方法はどうなっている?

ゴムのカバーをはずします

左右とも、ミラーの下にアダプターがあり、アダプターがブレーキホルダーとクラッチホルダーに取り付けられています

アダプター

ミラー取り外し

2本のスパナを使用します(14㎜)
アダプターをスパナで押さえながら、もう1本のスパナでミラーの14㎜ロックナット(上のナット)を緩めます。
注意  右ミラーのロックナットは、左に回すと緩みます
    左ミラーのロックナットは、右に回すと緩みます

ロックナットが緩んだら
   右ミラー 左に回して外す
   左ミラー 右に回して外す

計測

左右とも10㎜
交換予定の方はM10のミラーを選択してください。

アダプターにM10のボルトを入れてみる

アダプター右側上 入りました
   右に回して入っていく(締まる)
   左に回して抜けていく(緩んでいく)
   ということは、正ネジです。

アダプター左側上 入りません 
   右に回して抜けていく(緩んでいく)
   左に回して入っていく(締まる)
   ということは、逆ネジです。

アダプター取り外し

アダプター右 右に回すと外れる
アダプター左 左に回すと外れる

ブレーキホルダーとクラッチホルダーにM10のボルトを入れてみる

ブレーキホルダー 入りません 
   右に回して抜けていく(緩んでいく)
   左に回して入っていく(締まる)
   ということは、逆ネジです。

クラッチホルダー 入りました
   右に回して入っていく(締まる)
   左に回して抜けていく(緩んでいく)
   ということは、正ネジです。

整理しましょう

なぜそんなことするの?

逆ネジにする理由は、前方からミラーに何かがあったときに緩みやすくなるため
例えば、右に正ネジのミラーがついているとします。
1.前方から右ミラーに何かが当たった場合
2.右ミラーには、右に回そうとする力がかかる
3.右ミラーのネジは締まっているため右に回そうとするとハンドルがとられてしまう
4.ハンドルがとられ前方から来た何かの障害物方向に車体が向いてしまう
5.もっと悪ければ、転倒になる

もしもの時にミラーのネジがゆるむとミラーだけまわるので、ミラーが折れるのを防げるし、ハンドルをとられず、転倒も防げるかもしれないということ

使用した工具

14㎜のスパナ 2本

ミラーを交換する方へ

純正ミラーからの交換の場合
M10  (ミラー取付ボルトの太さです。)
左ミラー 逆ネジ
右ミラー 正ネジ
アダプターはそのままでいいのですが、いろいろなアダプターがありますので、パーツ屋さんに行ったときに覗いてみてください。

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